日本の伝統芸術をもっと知ろう!!
概要
Jun 13, 2006 by Vulputate

旋頭歌とは、五七七の形式で2回繰り返して詠む6句から成り立ってる。五七七の片歌を複数人(2人)で詠(唱和)んだことからこういった形式が誕生したと考えられている。「上代日本文学の研究」において国文学者の久松潜一は、この歌の本当の目的は門答的に口誦するところにあると考え・説を唱え他の研究者もこれらを支持している。ちなみに、柿本人麻呂によって創造されたのが一人で詠む旋頭歌という説がある。万葉集には、62首の旋頭歌が載っているがそのうちの35首が柿本人麻呂の作品なので、万葉集以後は急激になくなっていった。古事記に残されていたものとして、伊須氣余理比賣(いすけよりひめ)と大久米命(おほくめのみこと)との問答を紹介する。「胡鷰子鶺鴒 千鳥ま鵐 など黥ける利目 (一八) あめつつ ちどりましとと などさけるとめ」「媛女に 直に遇はむと 我が黥ける利目 (一九) おとめに ただにあはむと わがさけるとめ 」として旋頭歌が唱和形式で詠まれている。