概要
Jun 13, 2006 by Vulputate
「田楽」とは、農耕行事から発生した歌舞であるが主に平安時代の中期頃流行したと言われている芸能である。のちに、専業である田楽法師が登場するやいなや「座」が堂々と発生することになった。基本的にはこの当時、「田楽踊り」や「曲芸」が主な芸であったが時が経過するにつれて進化を遂げ、鎌倉末期からは「猿楽能」も演じていて完全オリジナルである独自の「田楽能」を上演していたと言われている。しかし、残念ながら室町後期より「猿楽」に押されて衰退の経過をたどることとなる。そして、現代では「民俗芸能中」に残る程度となっている。また、少し時間軸は戻るが1096年に京都の人々がこの「田楽」に熱狂するなどしたことから、天皇や貴族たちにもその様子を見せたことがあり、その出来事を「永長の大田楽」と呼んでいる。「猿楽」に押されて衰退した田楽も猿楽よりも、栄えていた時代があったことからまさに「流行と時代の流れ」であると考えられている。時間とは時に厳しいものである。